おお、アラフィフの勇者よ!
そなたが来るのを待っておったぞ!!
今回は「大人の居場所作り」について考えてみたいと思う。
アラフィフはいよいよ定年が見えてくる世代。
定年後の生活を考えると不安になる人も多いのではないか?
「1日中テレビばかり見ている…」
「昼間からビールを飲み始めてしまう…」
「ドラクエ1から順番にもう一度プレイしている…」
そんな生活では健康寿命も短くなるのは目に見えているぞ。
そこで私がおすすめするのは自治会・町内会活動だ。
あなた:「えっ!!自治会・町内会活動?そんな面倒なことやりたくないッ!!」
その気持ちはよーくわかる。
でも、面倒なことに関わるからこそ、得られるメリットもすごいのだ。
自治会・町内会はまさに現代のルイーダの酒場なのだよ!!
※分からない人は「ルイーダの酒場」でググってね
※じつは、私は40代中盤から自治会の役員となり、今では副会長にまで上りつめた(笑)。自治会役員歴は現在6年目、そんな現在進行形の私が体験を交えて「自治会活動のススメ」をお伝えしたい。
よっ!副会長!!
Contents
「仕事がすべて」だったあなたへ
多くのアラフィフ男性にとって、人生の大半を費やしてきたのは「仕事」だ。
「24時間働けますか?」を座右の銘にして、朝から晩まで働き、責任を果たし、家族を支える。
仕事で疲れているため、土日は家でゆっくり。
デーゲームを観て6回裏あたりで「そろそろいいか」とビールを飲み、
「そんなことあるかよ!」とサザエさんにつこっみを入れ、
風呂上りに横になったらそのまま寝てしまう。
地域の活動や近所付き合いをすることなく過ぎていく日常・・・
そして――
定年退職を迎えたその日から、社会との接点が一気に薄れる現実に直面する。
「あれ?俺って仕事仲間以外に友だちがいない…」
「誰とも話さないまま1日が終わっていく…」
「やることもないから、やる気も出ない…」
そんな日が続くと、心と体の健康にも影響が出るのだ。
人は人と関わることで、自身の存在を証明しているのである。
※偉い人がたぶんそんなことを言っていた(ような気がする)
こんな悲しい定年後をアラフィフの皆には味わって欲しくないのだ。
大丈夫、まだ間に合う。
定年後の“空白”をどう埋めるか?
定年後の暮らしには「自由な時間」が増える一方で、「社会的な役割の喪失」や「孤独」が大きな課題となる。
特にわれわれ男性は、会社というコミュニティに強く依存していた傾向があるため、定年後のギャップが大きいのだ。
内閣府「人々のつながりに関する基礎調査(令和6年)」の調査結果では、
60歳以上の男性の約3割が「孤独感を感じている」と回答。
※出典:人々のつながりに関する基礎調査(令和6年)
日曜の朝起きると既に家族は出かけている(ホームアローン状態)
ペットだけが自分をかまってくれる(Drドリトル状態)
ああ、怖い(;´Д`)イヤダー
また、孤立・孤独が健康や認知症のリスクを高めることも、医療の現場で指摘されている。
では、その「空白」をどう埋めるのか?
アラフィフの今から考えて、手を打っておくことが重要だ。
鍵となるのは「自分の居場所」と「役割」の再発見。
自治会・町内会の活動には、それがある。
そう、大事なものは案外近くにあるものだ。
※これも誰か偉い人が言っていた(ような気がする)
自治会・町内会とは?あらためてその役割を知る
まずは基本をおさらい。
自治会・町内会とは?
地域住民による任意の団体で、防犯・防災、清掃活動、地域行事などを行う地域コミュニティの核となっている。
自治会・町内会の活動内容の例↓
- ごみ集積所の管理
- 防災訓練の企画・運営
- 老人会・子ども会のサポート
- 小学生・高齢者見守り活動
- 地域美化活動(草刈り、花植えなど)
- 夏祭り・芋煮会などのイベントの開催
- 行政、他の地域団体との連携
と、地域の暮らしを支える“縁の下の力持ち”的な存在なのだ。
「そんな地味な活動、面倒!」と思うかもしれないが、
これらの活動を通じて、人と人とのつながりが自然に生まれるのである。
自治会・町内会活動がもたらす3つのメリット
① 新しい人間関係が生まれる
自治会・町内会活動に参加すると、年齢も職業も異なる多種多様な人との出会いがある。
これはものすごい刺激になる。
中には面倒くさい人・波長が合わない人・腹立つ人もいる。必ずいるw
でも、そのわずらわしさを差し引いたとしても、人間関係が心を豊かにしてくれるというメリットの方が遥かに大きいのだ。
買い物にいったら知っている顔がある。
道端でたまに声をかけられる。
これは地味に嬉しい。
そういった”小さなつながり”が自身の居場所となり、定年後の生活にハリをもたらしてくれるはず。
一点、自治会活動で大幅に「出会い」は増えるが、その多くは高齢者。言わずもがな。
結婚・恋愛の相手との出会いを求めている方は下記のようなマッチングアプリ・サービスなどで活路を見出すべし。
サービス名 | 概要 |
---|---|
・会員登録無料 ・会員数1,100万人突破・マッチング実績1,000万組突破 ※登録時に電話番号認証が必要 | |
・会員登録無料、20年以上運営の老舗サービス ・完全匿名で利用可能 |
マッチングアプリは「出会いの方法」上位に食い込んでいるぞ、臆するな!
② 地域・他者への貢献が自己肯定感を育てる
長年培った仕事のスキルや経験は、地域でも大いに役に立つ。
ここがアラフィフの最大の力の見せ所である。
- パソコンやスマホなど、デジタルツールの知識
- 書類作成や会計の知識
- 組織運営のノウハウ
- プレゼン・進行などのファシリテーションスキル
- 技術職としての手先の器用さ
これまでの社畜生活は自治会活動でこそ生かせるのだ!
最近では、「プロボノ」という言葉もあり、社会貢献の意識が少しずつ高まっている傾向がある。
※プロボノとは?
自身の職業上のスキル・経験・知識を活かした社会貢献活動のこと。語源はラテン語の「Pro Bono Publico(公共善のために)」。
自治会は高齢者が多いので、アラフィフのわれわれは若手となる。
会社や家庭ではおっさん扱いでも、自治会では若い若いとチヤホヤされれるのだ。
そして、何かするたびにものすごく褒めてくれる。
「まだ誰かの役に立てた」
「ありがとうと言ってもらえた」
「頼りにされている」
――それは何よりの自己肯定感アップにつながる。
③ 健康維持にも効果あり
自治会活動では、適度な運動・外出・会話の機会がある。
これは高齢期におけるフレイル(心身の衰え)予防としても非常に効果があるとされている。
休日に家から出るだけでも、太陽を浴びて外の空気を吸ってリフレッシュできる。
誰かと話して笑ったり、課題解決のために頭を使ったり。
地域のための活動が健康維持にもつながれば言うことなしである。
まずは小さく始めてみるのがおすすめ
私のように、いきなり自治会の役員になるというのはちょっとハードルが高いと思われる。
そこで、小さく始めてみるのが良いと思う。
- 公園の草刈り
- 近所のゴミ拾い
- イベントのお手伝い
などなど。
回覧板をチェックしていると、色んなお知らせが入っているので、時間が合えば是非参加してみてほしい。
何度か参加していると、顔見知りができる。
道端で合えば挨拶をする間柄になってくる。
これだけでもあなたの世界は確実に広がっている。
まとめ:アラフィフの今から居場所つくりを始めよう
定年後に備えて、老後の資産形成や健康管理を考える人は多いが、
「居場所作り」や「人とのつながり」を意識している人は少ないのが現実。
アラフィフの今から仕事や家庭以外の居場所作りを考えてみることをおすすめする。
私は自分の経験上、自治会・町内会活動を推したい。
地域とのつながりは、未来のあなたにとって、何よりの資産になるからだ。
自治会だけではなく、何か趣味を始めるのも良いし、
NPOやボランティア団体に飛び込むのでも良い。
一歩踏み出す勇気、その未来は今。
↓参考になれば
この記事へのコメントはありません。